転職回数が多いと転職しにくくなるという話はよく知られていますが、看護師の場合にはむしろ気にかけなければならないのは転職頻度です。スキルアップのための転職は将来的に大きな目標を持っている看護師がよく選ぶものであり、医療業界では医師などもよく行っています。
そのため、業界として転職回数はそれほど大きな問題にはなりません。問題なのは転職をした時に、その職場で十分に経験を積んでいるかどうかであり、同時にその経験を生かす意識があるかも大切となってきます。
その点で転職頻度が問題になり、あまりに頻度が高いと後ろめたい理由があるのではないかと疑われてしまいます。同じ職場で二年から三年程度は働かないと、その職場で得られる経験を十分に積んだとはいえません。それよりも短い期間で転職した場合には、人間関係でいざこざを起こしたり、自分の興味の有無といった軽い理由で辞めたりしたのではないかと考えられてしまいます。
一つ一つの職場で数年間の勤務を経験し、次の職場で役立てられるどのようなスキルを習得したのかを明言できれば、むしろ転職は採用を促す要因になるでしょう。転職頻度が高い時期があったとしても、それを合理的に説明できれば問題はありません。
しかし、書類審査の場合には頻度が高いだけで不採用とされてしまう可能性があるので気を付ける必要があります。しかし、数年間の勤務を繰り返しているならそれが問題になることはなく、負い目を持たずに転職に臨むことができるのです。転職回数が重要ではないということは情報サイトでも書かれていますが、もし不安を抱えているのであれば参考にしてみてください。